「年の瀬も押し迫り・・・」なんて言葉が
テレビやなんかで使われる季節になりましたね。
ですが、“年の瀬”ってどんな意味なんでしょう?
年の瀬にまつわる、考えられる疑問を
徹底的に究明いたしました。
年の瀬とは
「年」は理解できると思いますが、
問題は「瀬」ですよね。あまり聞きませんものね。
この場合「瀬」って、河川の「瀬」を意味します。
河川の瀬とは次の意味がありあます。
・川の浅いところ・川の流れが速く急なところ
・急流な為、船で渡ることが困難なところ
年の瀬の始まりは、年末にたまった「ツケ」を払う苦労を
川の瀬に例えて表現した言葉だったんです。
何やら当時は、年末にその年の借金を精算する習慣が
あったようですね。
ですから、払わないと年は越せない。
支払いをしたいけれど、払うと食べ物が買えない、
暖をとることもできずに死んでしまいます。
「ツケ」を払わずに逃げちゃえば?なんて考えたりしましたが
それは信用を無くす事になり、ツケで物が買えなくなります。
結局は、飢え死にする方向に行ってしまうのですね。
年末に当時の人々が「一体どうすりゃいいんじゃ~?」という
切羽詰った鬼気迫る状況を表現するのに
“瀬”という言葉がピッタリだったんでしょうね。
当時はローンなんてものは当然ないでしょうし、
現代でも借金をしている人にとっては
毎月「瀬」なのかもしれません。
今も昔も、借りたツケは早く返してスッキリしたいものですね。
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