「ゴーストライター」と聞けば、
最近、世間を賑わせているのが、
佐村河内守氏のゴーストライター問題だ。
それに飛び火してか、人気小説家の東野圭吾にも、
密かに疑惑の目が向けられ始めている。
他にもたくさん疑惑を持たれている有名人をがいる。
「火のないところに煙は立たず」というがその真相を探る。
画像-insightchina.jp
東野圭吾プロフィール
本名 : 同じ
生年月日 : 1958/2/4
出身地 : 大阪府大阪市生野区
処女作 : 放課後
学歴 : 大阪府立大学工学部卒業
エンジニアとして働きながら、
85年『放課後』で第31回江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。
デビュー以来、数々の賞を受賞。
加賀恭一郎シリーズや、ガリレオシリーズなどは、
誰もが一度は耳にしたことがあると思う。
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東野圭吾のゴーストライターは存在するのか?
まず、私は東野圭吾の作品をテレビでは拝見したことはあるが、
実際に本を手に取り読んだことはない。
あくまで客観的視点からの感想である。
結論から言うとゴーストライター疑惑は、
疑惑の域を出ない。
では、なぜネット上で騒がれているのか?
理由の一つがその出版スピードである。
以下は東野圭吾の作品一覧
1 | 放課後 | 1985年 |
2 | 卒業 | 1986年 |
3 | 白馬山荘殺人事件 | 1986年 |
4 | 学生街の殺人 | 1987年 |
5 | 11文字の殺人 | 1987年 |
6 | 魔球 | 1988年 |
7 | ウインクで乾杯 | 1988年 |
8 | 浪花少年探偵団 | 1988年 |
9 | 十字屋敷のピエロ | 1989年 |
10 | 鳥人計画 | 1989年 |
11 | 眠りの森 | 1989年 |
12 | 殺人現場は雲の上 | 1989年 |
13 | ブルータスの心臓 | 1989年 |
14 | 探偵倶楽部 | 1990年 |
15 | 宿命 | 1990年 |
16 | 犯人のいない殺人の夜 | 1990年 |
17 | 仮面山荘殺人事件 | 1990年 |
18 | 回廊亭殺人事件 | 1991年 |
19 | 天使の耳 | 1992年 |
20 | ある閉ざされた雪の山荘で | 1992年 |
21 | 美しき凶器 | 1992年 |
22 | 同級生 | 1993年 |
23 | 変身 | 1993年 |
24 | 分身 | 1993年 |
25 | 浪花少年探偵団・独立編 しのぶセンセにサヨナラ | 1993年 |
26 | 怪しい人びと | 1994年 |
27 | むかし僕が死んだ家 | 1994年 |
28 | 虹を操る少年 | 1994年 |
29 | パラレルワールド・ラブストーリー | 1995年 |
30 | あの頃ぼくらはアホでした | 1995年 |
31 | 怪笑小説 | 1995年 |
32 | 天空の蜂 | 1995年 |
33 | 名探偵の掟 | 1996年 |
34 | どちらかが彼女を殺した | 1996年 |
35 | 悪意 | 1996年 |
36 | 名探偵の呪縛 | 1996年 |
37 | 探偵ガリレオ | 1998年 |
38 | 秘密 | 1998年 |
39 | 毒笑小説 | 1998年 |
40 | 私が彼を殺した | 1999年 |
41 | 白夜行 | 1999年 |
42 | 嘘をもうひとつだけ | 2000年 |
43 | 予知夢 | 2000年 |
44 | 片想い | 2001年 |
45 | 超・殺人事件 ? 推理作家の苦悩 | 2001年 |
46 | サンタのおばさん | 2001年 |
47 | レイクサイド | 2002年 |
48 | 時生 | 2002年 |
49 | ゲームの名は誘拐 | 2002年 |
50 | 手紙 | 2003年 |
51 | おれは非情勤 | 2003年 |
52 | 殺人の門 | 2003年 |
53 | 幻夜 | 2004年 |
54 | ちゃれんじ? | 2004年 |
55 | さまよう刃 | 2004年 |
56 | 黒笑小説 | 2005年 |
57 | 容疑者Xの献身 | 2005年 |
58 | さいえんす? | 2005年 |
59 | 夢はトリノをかけめぐる | 2006年 |
60 | 赤い指 | 2006年 |
61 | 使命と魂のリミット | 2006年 |
62 | たぶん最後の御挨拶 | 2007年 |
63 | 夜明けの街で | 2007年 |
64 | ダイイング・アイ | 2007年 |
65 | 流星の絆 | 2008年 |
66 | ガリレオの苦悩 | 2008年 |
67 | 聖女の救済 | 2008年 |
68 | パラドックス13 | 2009年 |
69 | 新参者 | 2009年 |
70 | カッコウの卵は誰のもの | 2010年 |
71 | プラチナデータ | 2010年 |
72 | 白銀ジャック | 2010年 |
73 | あの頃の誰か | 2011年 |
74 | 麒麟の翼 | 2011年 |
75 | 真夏の方程式 | 2011年 |
76 | マスカレード・ホテル | 2011年 |
77 | 歪笑小説 | 2012年 |
78 | ナミヤ雑貨店の奇蹟 | 2012年 |
79 | 虚像の道化師 ガリレオ7 | 2012年 |
80 | 禁断の魔術 ガリレオ8 | 2012年 |
81 | 夢幻花 | 2013年 |
82 | 祈りの幕が下りる時 | 2013年 |
83 | 疾風ロンド | 2013年 |
驚異の出版数である。
特に1985年には5冊もの作品を書き上げている。
そして多くのヒット作品を生み出している。
常識的に考えて、これだけのミステリーを一人の人間が
書きあげることができるのだろうか?
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時間は誰にでも平等で、東野圭吾だけが1日100時間あるわけではない。
ゴーストライターの存在なしに、こんな芸当ができるのか?
東野圭吾の作品をよく読む人の中には、
あまりにも文章が陳腐で書いている人の技量が未熟な作品がある
だから「ゴーストライターの存在は明らか」だと述べている人もいる。
東野圭吾は沢山の優れた作品を創りだすことができる天才か?
それともゴーストライターを使い世間を欺いているのか。
疑惑を持たれてもそんなに不思議はない。
内容は読む人の主観によることもあるだろうが、
出版スピードの視点からすると、
東野圭吾だけが驚異の出版数だけではない。
少し調べただけでも、
小説家・漫画原作者の西尾維新、
作家、工学博士の森博嗣、
ベルセルクで知られている三浦建太郎、などが知られている。
疑惑の域が出ないうちは、東野圭吾は天才小説家と考えたい。
ゴーストライターは悪なのか?
ゴーストライターとは、書籍や記事、脚本などの代作を生業とする
著作家のことであるが、その存在のイメージは悪い。
しかし、個人的には、誰が書いても問題はない。
作者には興味がない。と考える。
問題は、「傑作」なのか「駄作」なのか
読者が楽しめるかどうかだと思う。
良く出来た作品なのに、作家が無名のために、
日の目を見ない作品も、たくさんあるに違いない。
有名作家のブランドを借り作品を世に広めることができるのなら、
ゴーストライターもアリなのか?
と思ってしまう私は世間知らずなのかもしれない。
ゴーストライターを生業としている人は
いつまでも影の存在として生きていきたいと思う人は少ないと思う。
もし、有名作家に優秀なゴーストライターがいるとしたら、
有名作家がゴーストライターに助けてもらっていたのなら、
少しはゴーストライターが世に出るための手助けを
有名作家はするべきと考える。
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