「オオイヌノフグリ」と言うお花をご存知でしょうか?今回の主役です。
名前は知らなくても一度は見かけた事があると思います。
小さくて可愛らしいその姿は
見ているコチラもホッコリとさせてくれます。
そんなオオイヌノフグリなんですが、
花言葉とは違い過ぎる名前の意味が残念過ぎるんですよ。
では、オオイヌノフグリについて
ご紹介いたします。
オオイヌノフグリのプロフィール
開花時期:1~4月
学名:Veronica persica
分類:ゴマノハグサ科 クワガタソウ属
花の色 :青
名前の読み:おおいぬのふぐり
原産地:ヨーロッパ。明治時代の初期に日本へ渡来。
生育地:道ばたや畑の畦道など
植物のタイプ: 越年草
大きさ・高さ:10~40cm
まだ春の早い時期、
コバルトブルーの可愛い花を懸命に咲かせる
オオイヌノフグリ。
都会ではあまり見かけないかも知れませんが、
郊外では道端や田んぼのあぜ道で
ちょくちょく見かけますね。
オオイヌノフグリとは、
日本の在来種であるイヌノフグリに対して
付けられた名前と言われています。
つまり、正しくはイヌノフグリに似た
大型の植物の意味になるんですね。
オオイヌノフグリの花言葉
「信頼」「神聖」「清らか」「忠実」
見た目からも想像できる花言葉ですね。
ですが、問題はオオイヌノフグリの名前の意味なんです。
オオイヌノフグリ名前の由来
オオイヌノフグリとは、「大犬の陰嚢(いんのう)」。
つまり、犬の玉袋なんですね。
その可愛らしい見た目と花言葉からは想像できないほど
残念過ぎるネーミングですよね。
どうして、こんな名前になったのか?
それは理由があります。
先ほども少しかじりましたが、
もともと日本の在来種に「イヌノフグリ」と言う名前の草があったのです。
この草の実が犬の玉袋に似ていたんですね。
こんな感じ
画像-http://www.geocities.co.jp/NatureLand/6324/menu/a/inufuguri.html
そして、時は明治になり、
外来種であるオオイヌノフグリがやってきたのですが、
花がイヌノフグリより大きいと言う事で
オオイヌノフグリと呼ばれるようになったと言われています。
実はオオイヌノフグリは
犬の玉袋より、
どちらかと言うとハート形に似ていると言われています。
私には大差ないと思いますが。
こんな感じ
画像-http://www.goo.ne.jp/green/life/unno/diary/200305/1052045093.html
イヌノフグリの責任ではないですが
オオイヌノフグリにとってみれば、
とんだとばっちりですね。
しかし、ちょっと恥ずかしい名前ですが
忘れられない名前にはなったと感じます。
でもね、オオイヌノフグリには別名があるんです。
オオイヌノフグリの別名
「瑠璃唐草」「天人唐草」「星の瞳」
となっております。
うん。こっちのほうが合っているように感じます。
オオイヌノフグリにとってみれば
「捨てる神あれば拾う神あり」
と言ったところではないでしょうか?
まとめ
ちなみに、イヌノフグリの花言葉というと
「信頼」「 女性の誠実」になります。
やはり、花言葉とはかけ離れている
ネーミングにビックリですよね。
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