まだまだ暑い日は続きますね。
特にセミの鳴き声は、暑さを加速させるように感じてしまいます。
セミにもいろいろ種類がいますが、
その中でも独特の鳴き声をするのが“ツクツクボウシ”
今回は「ツクツクボウシの鳴き声」について
沢山の情報を集めてみました。
ツクツクボウシ プロフィール
学名 : Meimuna opalifera
生息地 : 日本(北海道、本州、四国、九州、屋久島)、中国
体の大きさ : 体長29~31mm
時期 : 7~10月
平野から山地まで、森林に幅広く生息しています。
地域によっては市街地等でも生息しますが、
基本的には森林性で、低山帯でよく見かけます。
ツクツクボウシは、警戒心が強く動きも素早い為、
クマゼミやアブラゼミに比べて、
捕獲が難しいとされています。
セミの音楽家?ツクツクボウシの鳴き声
確かに、ツクツクボウシって、
ほかのセミに比べるとかなり趣がある鳴き声ですよね。
私が感じるにはツクツクボウシの鳴き声は、
イントロ、サビ、エンディングと分かれているように
思えるのです。
【イントロ】
ジーーツクツクツク・・・・
【サビA】
ツクツクオーシ、ツクツクオーシ、ツクツクオーシ、
ツクツクオーシ、ツクツクオーシ、ツクツクオーシ、ツクツクオーシ、
ツクツクオーシ、ツクツクオーシ、ツクツクオーシ
【サビB】
ヴィーニーーーヨ、ヴィーニーーーヨ、ヴィーニーーーヨ、
【エンディング】
ジーーーー・・・。
どうですか?( ̄▽ ̄)「
スポンサーリンク
ツクツク論争 鳴き声「ツクツク」は先か後か?どっち?
やはり、自然の声って中々文字であらわすのは難しいですね。
犬や鶏も国によって表現の仕方が様々ですし。
まして、この複雑な鳴き声をする
ツクツクボウシなら尚更です。
「ツクツクボーシ」
「ツクツクホーシ」
「ツクツクオーシ」
なのか、
人によって色々な聞こえ方がするんですね。
そして、特に多いのが「ツクツクオーシ」なのか、
「オーシツクツク」なのか?という問題。
“ツクツクボウシ”なんだから、
「ツクツクオーシ」と思っていましたが、
「オーシツクツク」と聞こえる方が結構多いのです。
『広辞苑』には、「おおしいつくつく」
『大辞林』と『新明解国語辞典』では、「オーシーツクツク」
と表現されているようです。
どうやら、学者さんたちの間では、
「ツクツク後派」が有力のようですね。
ですが、ホントのところは、
セミに聞くしか無い様な気が・・・・。
スポンサーリンク
ツクツクボウシは夏の終わりを告げている。
岡山市や長崎市など特定の地域を除くと、
ツクツクボウシは、夏の終わりを告げる昆虫とされています。
ですが、プロフィールでも明記したように、
生息時期は7~10月。
ツクツクボウシは7月から、活動しているのです。
では、どういうことか?と言いますと、
夏の終わりの時期になると、
アブラゼミなど他の大型のセミが数を減らして、
“個体数が増す”ということなんです。
その結果、夏の終わりの時期になると、
ツクツクボウシの鳴き声が目立つことから、
“夏の終わりを告げている”なんて言われているみたいですね。
参考 : 蝉の鳴く時期
ツクツクボウシの楽園
八丈島では、原因は定かではありませんが、
セミは「ツクツクボウシ一種しか生息していない」
とされています。
夏の間、ずーっと鳴いており、個体数も非常に多いのです。
さしずめ、八丈島はツクツクボウシの“楽園”といったところでしょうか?
ですが、いくら独特の鳴き声といっても、
あまり鳴かれると、
こっちが泣きそうになりますね。(´;ω;`)
あ~ぁ~早く涼しくならないかなぁ~。
コメント