2012年9月に初めて報告され
死亡率が40-50%前後と非常に高いウイルス「MERS」。
MERSとは一体何者なのか?
MERSから身を守るにはどうすればいいのでしょう?
最低限知っておきたいポイントをご紹介いたします。
画像-http://travelinsurancefile.com/headlines/will-mers-become-another-sars/
MERSウイルスとは?
そもそも、MERSとはどんなウイルスなのでしょう?
MERSは2012年にイギリスで初めて確認された
MERSは中東呼吸器症候群の病原体であり、
新型のコロナウイルスです。
もともと動物の体内にいたウイルスが、
「ヒトにも感染するように変異した」と推測されていますが、
どのようなルートを通じて
動物からヒトに感染を始めたのか、詳しいことは分かっていません。
ヒトコブラクダがMERSコロナウイルスを媒介する
動物の一種ではないかと考えられています。
それは、中東地域では、ヒトコブラクダの世話をしたり、
乳を飲んだりした人が感染していることなどからですが、
あくまで推測の域を出ません。
【注意点!】
日本にもヒトコブラクダが動物園などで飼育されていますが、
検査の結果、感染の報告はありません。
MERSの症状と処置
MERSウイルスに感染すると私たちは一体どうなってしまうのでしょう?
・発熱
・せき
・息切れ
・下痢
2週間ほどの間に、これらの症状が現れ、
多くの場合、肺炎を起こして呼吸困難に陥ります。
MERSに感染しても、症状が現われない人や、軽症の人もいますが、
糖尿病など慢性的な病気を抱えている人や高齢者が重症化しやすく、
致死率は40%~50%程度にもなるとみられている
恐ろしいウイルスです。
【問題点】
2015年6月現在、予防の為のワクチンはなく、
治療法も確立されていません。
現在できる処置は、
1.患者の免疫がウイルスを攻撃できるようになるまで、
体力を維持し、人工呼吸器などで呼吸を助ける方法があります。
2.MERSは肺炎を引き起こす為、抗炎症薬を使用した治療があります。
3.その他、患者の症状に応じた治療(対症療法)になります。
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MERSの感染経路
現段階での推測ですがMERSウイルスに感染するルートは主に2つあります。
1.ヒトコブラクダ
ウイルスを持つヒトコブラクダを触ったり、
生の乳を飲んだりすること。
2.飛沫感染(咳やくしゃみなどによる)又は接触感染による感染
家族間や医療機関における患者間、
更に、患者-医療従事者間など、濃厚接触者間での感染。
そして、感染した人と一緒にいて、
せきなどに含まれるウイルスを吸い込んだりする感染。
3.病人の排泄物からの感染
MERSウイルスに感染している人の排泄物との接触により
感染すると言われています。
【POINT】
MERSはヒトからヒトへ感染します。ですが、人から人への感染は、
海外の感染予防対策の実施が不十分な医療機関等において
感染の報告があるに留まり、インフルエンザのように次々に人に感染すると言った
感染ではありません。
自分でできる!MERSの感染予防方法
MERSウイルスから身を守るには一体どうすれば良いのでしょう?
1.MERS発生地域に行かない。
当然ですが発生地域に近寄らないことが一番です。
2.咳やくしゃみなどの症状がある人との接触を避ける。
飛沫感染の恐れがあります。
3.動物(ラクダを含む)との接触は可能な限り避ける。
ラクダはその辺で見かける事はめったにありませんが、
必要ないのであれば近寄らない方が無難です。
4.こまめな手洗い、うがい
5.マスクの着用
世の中にマスクは沢山の種類がありますが今、
一番注目されているマスクといえば「ピッタリッチ」ではないでしょうか?
その価格は一つ約1万円!
ですがその高性能が受け今生産が追いつかないほどなんです。
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6.消毒
④⑤⑥の方法はMERSウイルスはもちろんのこと、
他のウイルスによる感染も予防してくれるので
普段からも励行していきたいですね。
ちなみに消毒剤ですが、
国立感染症研究所が推奨している消毒祭がありますので
以下を参考にして下さい。
・消毒用エタノール
・70vol%イソプロパノール
・0.05~0.5w/v%(500~5000ppm)次亜塩素酸ナトリウム
教訓
韓国ではMERS対策が後手後手になり、
感染が拡大し、死者も出ていると言われています。
ですが、これは韓国だけの問題でなく
日本でもMERSが猛威を振るうことは充分考えられます。
その時に、慌てないように消毒剤とマスクくらいは
今のうちに購入することをオススメいたします。
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